不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

必ず折れるカシ

私は、最初にカシと付き合う時に「奥様の話をしないこと」を条件とした。



でも最初の頃、カシはその約束を破りがちだった。


奥様と結婚記念日のお祝いをアウトレットに買いに出かけたことや、昔、奥様と混浴に入った話、またどう見ても奥様だとわかる身体の半分が写った食事風景の写真を送ってきたりする。


極めつけはデートの時に「奥様と結婚するかどうか迷ったけど今はその判断で良かったと思ってる」と嬉しそうに言った時、私はなんとも言えない複雑な気持ちになった。


この時ばかりはカシとのデートが終わってからもモヤモヤした気持ちは晴れず、こんなことならいっそカシと会う必要はないんじゃないか、、、と思いつめた。


辛い恋愛はもう懲り懲りなのだ。どんなにカシが好きでも。


その後、私はLINEでこう切り出した。

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ミィ「カシ、、、最近は「嫁が嫁が」話が多くて、、、、最初の契約違反になってる。」


カシ「え、、、。そんな風に思ってたの?別にたいした話してないでしょ。」


ミィ「でも混浴の話とか、、、、。私、ちゃんと最初に、カシと仲良くなる前に約束したのに、、、、それができないなら付き合わないって言ったのに、、、。」


ミィ「私、やっぱり奥様の話をしない人がいいの。」


カシ「・・・今電話できる?」


ミィ「電話はできない、、、、私、やっぱり奥様の話をしない人がいいの。」


カシ「・・・。」


カシ「ミィが好きだから。」


カシ「ミィが好きだから、こんなことで言い争いしたくないんだ。」


カシ「電話で話したい。」


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カシからの電話をとると、カシは私に切り出した。


カシ「嫁とラブラブじゃないよ、全く。ラブラブだったら、不倫なんてしてない。ミィは何か勘違いしてない?」


ミィ「・・・。」


ミィ「ラブラブかどうかは関係ないの。」


カシ「えっ?どういうこと?」


ミィ「奥様の話を聞いたら、複雑な気持ちになるの。」


ミィ「奥様にヤキモチ焼いて、、、、でも奥様はなにも悪いことしてないのに、なんで奥様にヤキモチを焼くんだろうって。」


カシ「・・・。」


ミィ「奥様は全く悪くないのに、悪いのは私なのに、ヤキモチを焼いてしまって、、、複雑な気持ちになって、、、だから嫌なの、奥様の話は。」


カシ「わかった、もうわかったから。」


カシ「ミィ、ごめん、辛い思いをさせてごめん。」

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カシはそれから一切奥様の話はしなくなった。


あれだけ話題に出ていた「嫁」という言葉を一切口にしなくなった。


私の気持ちをできる限り優先してくれる。

それはカシが折れているということだ。


カシが折れてくれるからこそ、私達の関係が続いている。

カシにいつも感謝している。

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