不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

奥様とは別の人と結婚すればよかったと思う?

ケッキにそんな質問をしてみた。


ケッキは私にこう言った。

『今の状態で来世を迎えたとすれば、来世は妻とは結婚しないと思う。』

『でも妻と結婚したことでミィと出会うことができたし、そして、今、俺達がすごくうまくいっているのもお互い配偶者がいるからかもしれない。もしかしたらミィと結婚できたとしても関係性が変わって、うまくいかない可能性もある。』

『何が影響して今、ミィとの関係において、ベストな状態にあるのかはわからないと思うから。』

『妻と結婚したことはその時結婚すること以外の選択はしなかっただろうし、それを選択しなかったら、ということを考えることに意味がない。』

ーーーーー


きっとケッキはこう言いたいのだろう。

ケッキは今の仕事や結婚生活、そして私との関係に充分満足している。

生まれ変われるなら奥様とは結婚しないが、生まれ変われない今のこの状態においてベストな関係に疑問をもつことはない、、、、そんな感じだろう。


妙に納得してしまった私である。

これが『ミィと結婚したいよ。』という浅はかな回答だったら、逆にしらけてしまっただろうな。

親友はお見通し

zoomでヨガしたり、zoom飲み会したり、子どもと戯れたり、、、全くストレスが溜まらず家にいる。


子どもは本当に可愛い。

若い頃、もう一人子どもが欲しいと主人に懇願したこともあったが、主人は許してはくれなかった。

色々考えてのことだろうが、来世があるのなら『好きなだけ子どもを産んでいい』という男と結婚しよう。


今のところ、主人は来世の伴侶としては不合格だ。

ーーーーーー

最近、私の親友である美魔女とzoom飲み会をした。


彼女はカシと会ったことがあり、カシと別れたことも報告済みであったが、彼女は私に言った。


『カシとミィは別れると思ってたわ。だって、あなたのご主人と太刀打ちできないレベルよ、カシは。』

『カシは外見だけね。ご主人のほうが数倍上、レベルが違う。』

『いつ別れるのかなって内心思ってたわ。』


・・・そうなの?あなたカシと会った時はすごくニコニコしてたくせに。

なんて思いつつ彼女の話を聞く。


『今の彼氏?ケッキでしょ?ケッキとは会ったことないけど、私があなたと旅行してた時、ケッキに色々質問してたよね。』

『私と散歩している時に蝶が飛んでて、あなた『この綺麗な蝶の名前、知りたいからケッキに聞くわ』とかなんとか言ってたその人でしょう?』

『私、内心、あれって思ってたもん。』


ふふふ(笑)

美魔女のくせにおばちゃんのようなことを言う親友に笑ってしまった。

お弁当は好きな人にだけ

カシに借りた道具のクワが壊れてしまっていたらしい。

筍狩りで借りた道具だ。

私はクワを使ったことがなかったため、壊れていることさえも気がつかなかった。


カシ『ミィ、クワが壊れてたけど大丈夫だった??』

ミィ『えー、そうなの?あんな感じだと思ってた、、、、、ごめんなさい。私が壊したんだよね、弁償するよ。』

カシ『うーん、じゃあ弁償はいいから、お弁当作ってくれないかな。ミィの煮物が食べたい。』

ミィ『えぇぇぇ。』


最近、カシは『ミィのお弁当が食べたい。』としきりに言うようになった。


私は料理がすごく好きであるため、付き合っていた当初色々とお弁当を持っていったが、あまりカシは喜ばなかった。

作ってもらうのは恐縮するとかなんとか、そういう理由だったように思う。

喜ばない男に弁当を作るほど私も暇ではないため、それから持っていくのを意識的にやめてしまった。


そんな状態だったのに、なぜ今さらお弁当作らないといけないだろう。

男というのは不思議だ。

押し付けると嫌がり、やめると欲しがる。


弁当は好きな人に作るから楽しいんであって、好きじゃない人には邪魔くさくて作れないんだよね、たとえクワを壊した代わりだとしても、、と思っている。