消防士の男
消防士の男は外見に自信があるようで、メールをやり取りしている時からなんとなくわかった。
身長180センチで職業柄筋肉質の男は確かに外見は素敵だった。
しかし、高卒で消防士になった彼は、話に深みがなく全く面白くない。
彼とのセックスはAV女優になった気分だった。
身体が常に離れていて、愛情のひとかけらも感じられなかった。
最初のセックスの途中で、愛情のなさに耐えられなくなって私は「疲れた」と言った。
セックスが中途半端になった。
その後、すぐに振られた。
私といると疲れるという理由で。
セックスが最悪だったとハッキリ言えばいいのに。