余力を残しているから
カシはゴールデンウィークにたくさん私と会ってくれて、私の精神状態はすごく安定していた。
ゴールデンウィークの最終日、私はカシにお礼を言った。
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ミィ「ゴールデンウィークは、私が『寂しくないようにしてください』なんて言ったからカシはたくさん会ってくれたんでしょう???ありがとう😊😊感謝してます。」
カシ「ううん、別に無理してないから、いつも通りだよ。」
ミィ「でも、、、、カシはいつもよりたくさん会ってくれたでしょ?」
カシ「そうだけど、、、、無理したら長く続かないと思ってるから、ミィとの関係は無理しないようにしてる。」
ミィ「そうなの・・・?」
カシ「無理したら、緊急事態の時に対応できなくなるから。」
ミィ「緊急事態・・・???」
カシ「例えば、ミィに何かトラブルがあって夜中に『助けて!!!』ってなっても、余力がなかったら助けられないから。」
ミィ「・・・。」
カシ「だからミィは何かトラブルがあったらすぐに電話しておいで。俺には余力があるからすぐに行ける。」
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何かトラブルがあっても私はカシに電話はしないだろう。
カシに迷惑がかかるのがわかっているから。
だから、父が亡くなった時も病気になって辛い時もカシには頼らなかった。
不倫というのはパートナーへの頼り方が難しい。
嫌われたくないと思えば思うほど頼ることができないのだ。
きっとカシの余力は一生使われることがないんだろうな、、、と思いながら、私を助けたいと考えてくれているカシに愛してると伝えたくなった。