どこのうちの子かわかんなくなってきた
カシと付き合って1年が過ぎ、喧嘩をしたり愛し合ったりするうち、私にとってカシは大切な大切な人になった。
こらえ性のない私、いつもなら彼氏をとっかえひっかえする人間。
でもどうしてもカシとは別れられない、カシが好き、、、と思うようになっていた。
そんな時、カシとお茶をしてると、カシがポツリと私に言った。
カシ「・・・俺、どこの家の子かわかんなくなったわ。」
ミィ「えっ?どういうこと???」
カシ「俺ね、家に帰るとさ、なんだか最近、仮宿に帰っている気がするんだよね。」
カシ「・・・まるで自分の家じゃないような気分になる。」
ミィ「・・・。」
私は突然のカシの告白になんと答えたらいいのかわからず曖昧に頷いて話をそらしてしまった。
でも、もしもう一度カシがその話をしたら、今度ははっきり言おう。
「カシは私のうちの子。私の大切な大切な人なの。」