白状するカシ
サイトの人物はカシだと確信があった私。
女性の第六感はほとんどの確率で当たっている。
カシはどこまで本気で女性を探していたのだろう、、、カシがサイトをしていることを認めないから、なおさら想像は悪い方向へ向かってしまう。
私は精神的に辛くなって、もうカシとは付き合っていくことは難しいと感じていた。
お互いサイトのことを話さない状態でいつもの夜の電話がギクシャクしながら終わった後、私は疲れてもう一度カシに電話をした。
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ミィ「カシ、・・・私ね、カシと距離置きたい・・・。」
カシ「・・・。」
カシ「じゃあ次のデートは会わないってこと?」
ミィ「・・・うん、カシと笑って話す自信がないの・・・。」
カシ「・・・。」
カシ「・・・会って話したい。ミィは距離を置いたら、俺に心を開いてくれない気がする。」
ミィ「・・・その可能性は高いかな・・・。」
カシ「・・・ミィが思っているようなことなんて何もない。」
ミィ「・・・。」
ミィ「カシと、私の、大切な、思い出が・・・。」
カシ「うん。」
ミィ「グレー色に塗りつぶされてしまうの・・・。」
ミィ「私と過ごして幸せだと思っていたあの頃のカシは、私の知らないところで、他の女性を探していたのだから・・・。」
カシ「・・・。」
私はもう嗚咽をあげて泣いて、途切れ途切れにしか話すことができなくなってしまった。
カシ「ミィ、俺はサイトをしていたんだ。隠していてごめん・・・。ミィを苦しめてごめん・・・。」
カシ「ミィと別れる時に、『俺だって別の女性いるし、、、。』ってカッコつけたかったんだよ。だからミィと別れた後、ばれてもいいような形でサイトを使ってたんだ。」
カシ「だから、誰とも会ってないし、自分から誰かにメールを出したりしていない。」
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カシが言っていることは本当だろうか。
きっと男性に聞くと、みんな声を合わせて「そんな話あるかよ、浮気心があったんだろ。」と言う気がする。
いや、男性だけじゃなく大体の人は、みんなそう考えるんじゃないだろうか。
でも、私はカシの話を信じることにした。
それは、サイトを見つけた私の第六感が、「うーん、確かにカシは浮気心は少しはあったと思うけど、女性に会った感じはしないし、私を愛してる気がする。」というのだ。