カシとの別れの準備
2ヶ月ぶりにカシとしたセックスはあっさりしたものだった。
私はカシとのセックスを少し拒んだが、カシは「我慢できない。」と言った。
そんな我慢できないほどのセックスは、私を全部脱がさずに陰部への愛撫をメインに行うもので、セックス途中に私は
(我慢できないセックスがこれね、、、。)
と白けた。
おざなりのセックスと、熱量の低い関係。
元彼との恋愛にどっぷりと浸かっている私は、カシとの時間を極力少なくしており、次に会う予定さえも決まっていない。
ラインも最小限、電話も最小限、会うのも最小限、、、そんな私の熱量に合わせるのも限界があるのか、カシは時々電話したいと言ってくる。
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カシと私の歯車は、カシが起こしたサイト事件をきっかけに噛み合わなくなった。
サイト事件のことでカシを恨んでなどいない。
ただ、もしカシが私と本当に一緒にいたいのなら、少し下がった私の熱量を取り戻すべく努力すべきではないか。
私がサイト事件を許す代わりに出した交換条件、それは1年間で100回私に「愛してる。」ということ。
しかし、サイト事件から2ヶ月ほど経つ今、まだ14回しか達成できていない。
この交換条件は、カシの愛情を試すもの。
カシに対して
「本当に私を愛しているかもう一度教えてほしい。」
という心の叫び。
カシのように人の熱量に合わせてスマートな恋愛をしても、離れていく心は取り戻せない。
私は、カシに別れをつげる精神的な準備が整ったようだ。