主人がマンションを買ってくれた
主人が私名義のマンションを買ってくれた。
それは主人の単身赴任により、私と子ども達が私の実家に居候していたのだが、諸事情により実家を出る必要性が出てきたため、私の実家周辺に別宅を購入することになったのである。
私は小躍りしたい気分になった。
私は実家がある地域が大好きなのだ。
年々好きになるこの地域から絶対に離れたくないと思っていたところで自分名義のマンションを手に入れることができた。
主人はマンション選びに妥協はしなかった。
色々調べ、最終的に私に買ってくれたのはその地域の中で一番高額なマンションの一室だった。
こんな高級マンションを誰が私に買ってくれるのだろう。
カシだって元彼だって、絶対に私には買ってくれない。
そう、、、、、主人が一番私と子ども達にお金を使ってくれているのである。
ローンを組んでやっとやっとの状態で。
単身赴任で週末にしか帰ってこれないそんな別宅に。
これが男性の家族への想いなのかなと、そうなのだとしたら不倫はやっぱり薄っぺらいものだなと、そういう風に思った。