元彼が居なくなればミィは戻ってくる
私はカシに事あるごとに別れたいと言った。
「カシとはテンポが合わないから付き合っていてもお互い不幸なだけ。」
「恋愛関係でいると愛情表現が苦手なカシにもっと愛情表現してって言ってしまうし、カシに無理させたくないの。」
「カシとの付き合いで私になにか無理がでてきたら、私は別れたい。」
カシに対して横柄で冷たい自分が嫌になるくらいだが、言わないと別れられないし、でも言っても別れられないという負のループに陥っている。
そんな自分に嫌気がさして時々カシに
「なんだかごめんね。」
と謝ると、カシはすごく優しく私にこう言う。
「いいんだ。元彼さえいなくなればきっとまたうまくいくよ。」
・・・どういう意味だろう????
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そういえばカシは元カノとの別れでこう私に話していたことがある。
カシは元カノに二股をかけられた後、元カノに二股を追求した結果、カシが捨てられてしまった。
元カノは2人の既婚者を二股にかけていた相当なやり手である。
カシ「もし俺が過去に戻れるなら、元カノには二股を追求しない。元カノの浮気相手の家のポストに不倫がわかるような写真を投げ込んで、様子をみるな。そうしたら勝手に元カノと浮気相手は別れてくれて、元カノは俺のところに戻ってきただろうに、、、。」
私はカシのこの発言を聞いて、すごく違和感を覚えた。
違和感の正体はなんだろう、、、犯罪すれすれのことを罪悪感なく簡単に発言してしまうカシへの違和感、脈がない元カノに執着する違和感、、、、。
元カノで学習したカシが、元カノの失敗を生かして私を捕まえようとしている気がするのは、元カノと私が被って見えるような気がするのは気のせいだろうか。