不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

お金の使い方を知らないクマさん

ストーカークマさんとのランチは続いている。


2週間に1度、お昼1時間だけのランチ。


最近、クマさんは不動産で何千万と儲けたようで、「ミィさんのおかげだよ。」と勝手に私のおかげにして、クリスマスプレゼントをあげたいという。


(すぐお金で釣ろうとするんだから、、、。)


と思いながら断る理由を探していた。


クマ「儲けたから100万くらいあげようか。その代わり、俺の彼女になって。そうすれば、100万だけでなくミィさんがいつも使っている美容にかかるお金を毎月振り込んでもいい。俺のために綺麗になってくれてるってことだからね。」


ミィ「・・・全く・・・クマさんはお金を出せば女性でもなんでも手に入るって思ってるのか、お金を出すことでしか女性にアピールできないのか・・・。」


と思わず呟いてしまった。


クマ「僕はお金目当ての女性は嫌いなんだ。」


ミィ「私は、お金で手に入るって思われてること自体が自分がモノ扱いされてるようで不快、、、。」


クマ「・・・。」


雰囲気を悪くしてしまった私。


ふとクマさんの鞄を見た。

クマさんは持ち手がぼろぼろになった鞄を大切そうに使っている。


ミィ「クマさんほどお金持ちがなぜそんな持ち手がぼろぼろの鞄を持っているんです?」


クマ「この鞄は、前ポケット2つが大きくて大きな財布が入るから気に入っているんだ。同じような鞄を探してるんだけど、見つからない。」


ミィ「・・・。」


ミィ「クマさん、私のクリスマスプレゼント代で鞄を買って。クマさんほどのお金持ちがそんな鞄を持っていたら運を逃がす。」


私は、クマさんに合うカバンメーカーをピックアップして、即買いに行くようにお願いした。


クマさんはお金を使うことを知らない。

頭が良く真面目で一緒懸命好きな不動産の仕事をした結果、一代で何千万も稼ぐようになってしまった男だ。


お金は私も欲しい。

そして100万なんて私が使えばすぐになくなる。


でも純粋なクマさんを前にすると、一回り以上歳上のクマさんに母性本能が働いて、「そんな私をお金で買おうとしないで」と聖母のような私が出てくるのだ。

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