好きって怖くないですか
今日、カシと遅めのクリスマスデートをした。
雪深い山をカシの車で登ると周り一面が雪景色となった。
助手席に座っていた私はあまりの美しさにびっくりして、思わず携帯電話で景色を中心に1分ほどのビデオ撮影をした。
家に帰ってきて見返したビデオ。
ビデオには、雪景色と運転中のカシの横顔と幸せそうな私の声が入っていた。
カシと他愛のない話をしているだけなのに、私はなんて嬉しそうな声をしているのだろう。
1分間という短い時間に私はカシに楽しそうに話しかけ、コロコロとよく笑う。
ビデオに残る私の声は、カシをすごく好きだということを証明しているようで、自分の気持ちにびっくりした。
カシに身体を許すたびに、カシと甘い時間を過ごすたびに好きになってしまう。
好きになればなるほど、この不安定な関係が怖くてしょうがない。