不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

恋愛にとって駆け引きは意味ないわ

私はカシという変わった男と付き合って、恋愛で学んだことがある。

それは駆け引きは百害あって一利なしということだ。


私が駆け引きはされたほうは気分が悪いんだな、と心底思った理由は、カシが駆け引き男だったからである。


カシと付き合って、1年も経たないうちに、いつもマメだったカシからの連絡が途端に少なくなったり、会う約束もなかなか出来なかったり、、、、で、私が不安定になる出来事が本当に起こった。


私は最初

ミィ『あれ?何か私、悪いことした?』

ミィ『もしかして私に飽きちゃったの?』

と思って不安になったが、カシによくよく聞くと

カシ『俺ばかりからの連絡じゃなくて、ミィからもして欲しい。』

カシ『いつも俺がイベントを考えてるから、ミィからもイベントを考えて誘ってほしい。』

という。

だから、私から連絡があるまで連絡を控えていたとカシは主張した。


あー、なるほど、、、、駆け引きをして、自分の望む恋愛の形にもっていこうと、そういうことか。

そっか、、、私、カシに負担かけてたのかな、、、、なんて少し反省したが、心の中に残る嫌な感じ。


カシが私に会いたいなら会いたいと言えばよくない?

カシが私に連絡したければ連絡したらいいよね?

私だって別のタイミングでカシに愛情表現してるんだから。

私は、あなたが望む理想の彼女を演じる役者じゃないんだけど。


私は駆け引きで私を自分の思い通りの彼女にしようとするカシに心底嫌気がさした。

結局、カシは私自身を愛しておらず、『理想の彼女』という着ぐるみを着た私を愛していたのが透けてみえたのだ。


それから私は駆け引きを一切やめた。

カシの傲慢さと浅はかさに私は一気に覚めてしまったし、ケッキに私が傲慢で浅はかだと思われても嫌だから。


今のところケッキとは超安定しているため、うまくいっていると思う。

綺麗好きが好まれるわけではない

私はどちらかというと綺麗好きだ。

お気に入りのビンテージ家具や絵、観葉植物を大切にしているため、おのずと部屋も綺麗にする。


一方、ケッキの奥様は汚部屋女子らしい。

ケッキが単身赴任先から帰ると、足の踏み場がないくらい洗濯物が部屋に転がっており、キッチンには洗っていない食器で山盛りになっているようだ。


だからケッキは単身赴任先から帰ると、最初にするのが茶碗を洗うこと。

シンクにカビが生えているらしいが、それも綺麗にするらしい。


・・・絶句である。

私が男だったら、即、離婚だ。

空気中に様々な細菌が舞っていそうで考えただけでも気分が悪くなる。


ただケッキは言う。

『俺は部屋の汚れはそれほど気にしない。』

『それよりも洗濯物が散らばってるから洗濯物の上に座らないと座れないんだけど、座ると妻が怒るのよ。それが喧嘩になってやなんだよね。』

『喧嘩にならなければ、部屋に関しては気にしない。』


私は驚いて言った。

『奥様はケッキみたいな人と結婚できてよかったよね。』


そうすると、ケッキは

『まあ、今は部屋が汚いことで妻と喧嘩になってストレス溜まるけど、ミィと結婚したなら、部屋を綺麗にしろってミィに言われてストレス溜まるかもしれないよね。』

『だから一緒だよ。』


なるほど、、、私は自分でしたほうが楽であるため主人に掃除を強要したこと一度もないが、そういう喧嘩もあるのかもしれない。

でも、汚部屋女子の奥様と私を一緒だと言い放つなんて、、、少しムッとした私はケッキに言い返した。


ミィ『私は掃除は強要しないけど、トイレだけは座ってしてもらうと思う。』

ミィ『男の人が洋式トイレで立ってすると、尿素が壁に飛んで、壁を拭いても拭いても臭いが取れないの。』

ミィ『でもきっとケッキは頑固だから座ってトイレできないでしょう?』

ミィ『だから私はケッキと結婚できないわ。』


ケッキ『・・・いや、俺はミィの頼みなら座ってトイレをする!!!』


どっちやねん!!!!!

そして結局なんの話?????


と心の中でツッコミを入れた。

言い得て妙

ゴールデンウィーク後、再開したネイルサロンでネイルのお直し。


仲良しの30代ネイリストさんとマスクをしながら、透明のパーティション越しに楽しくおしゃべりした。


ネイリストさんがよく遊ぶ仲の良いお友達5人のうち、2人が不倫をしているらしい。

もちろん私が不倫をしていることはネイリストさんに言っていないが、他の方のコロナ対応が知りたくてそれとなく話題をふってみた。

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ミィ『不倫してるお友達とかって、コロナが蔓延してるときに不倫相手に会ってるのかしら?』

ネイリスト『どうでしょう?私もステイホームで彼女には会ってませんしね。』

ネイリスト『でも私に会ってなくても、不倫相手には会ってるんじゃないですかね?』

ミィ『あら?どうして?コロナウィルスにかかったりとか、もしものことがあったら、それこそ大変じゃない?』

ネイリスト『もしものことを考えられる人はそもそも不倫しないんじゃないですか。もしものことを考えられない人が後先考えず不倫をするんであって、そんな人は、コロナで自粛するなんていう考え浮かばないと思いますよ。』

ミィ『確かに、、、的確な回答ね(笑)』


ネイリストさんにディスられて、思わず心の中で謝りました。