不倫の孔に堕ちました

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

第3の男

前々から私に好意をもつ第3の男がいた。
不動産を営むお金持ちのおじさんである。


そんなお金持ちのクマさんにしつこく誘われて、渋々高級レストランに何度か一緒に行ったことがある。
美味しいものをタダで食べさせてくれるのは嬉しいが、自分の時間が惜しく、クマさんからのお誘いはほとんどお断りしていた。


そんなクマさんと仕事上関係があり、久しぶりにお食事をすることになった。


クマさんはいつも通り、
「今日もミィさんは本当に綺麗だ。」、「このレストランの中でミィさんが一番光り輝いてる。」等、周りが好奇の目で見るような発言を繰り返し、私を赤面させた。


(男の人って最初はこうなんだよなぁ、、、カシだって私に「ミィと付き合っていることを周りに自慢したい。」だの「お互い独身だったら俺に見向きもしないでしょう?」だの言ってたもんなぁ、、、、。)


と考えながら、ふとクマさんに言った。


ミィ「ねぇ、クマさん。あのマンションの一室買ってください、私に。」


クマさん「えっ?どのマンション?」


ミィ「最近建ったあのマンション。」


昨日、皮膚科の帰りに横を通った重厚なマンション。そのマンションの前には大きな公園が広がり、部屋から市内を一望できるだろうなぁなんて思って眺めたあのマンション。


クマさん「買ったら俺の彼女になってくれるの?」


ミィ「どうかなぁ?まあ、でもマンションの中で一番いいお部屋を一部屋クマさんにあげますよ。」


クマさんは、俺が買うのにミィさんから一部屋もらわないといけないのか、、、と笑った。


クマさん「・・・ミィさんに買ってあげてもいい。」


ミィ「・・・。」


ミィ「・・・またご冗談を。」


ミィ「男の人は本当に愚かですね。女性を手に入れようと思ったら、マンションでも買おうと思うんだから、、、。」


手に入れたらカシのように興味を失うくせに、、、、と言おうと思ってやめた。


クマさん「でも男性の活力はその愚かさからきてるんだよ。女性がいて、愚かな男性がいて、それで世の中が成り立つんだ。」


なるほど、、、その通りかもしれないなぁと思って、クマさんの顔を眺めた。

我慢など絶対にしない

カシが私を邪険にするなんて、、、、とお怒りモードの私。


(いっそのこと別れてしまおうか、、、。)


そんなことを考えながらいると、勘の鋭いカシは何か感じるものがあったのかもしれない、私にラインを送ってくる量が多くなった。

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カシ「今帰ってきたー。」

カシ「ミィの声が聞きたいよ。」


ミィ「お仕事お疲れ様です。」

ミィ「今、ワールドカップ中だよ。」


カシ「観てるの?」


ミィ「観てるよ。」


カシ「今、つけてみたけど日本勝ってるね!!!!」


ミィ「うん、そうだよ。香川がペナルティキックで1点入れたんだよ。」


カシ「ミィ、興味なさそうなのに(笑)」


はい、ここでムッとしました、私。

カシがお仕事で観ていないだろうと思って、ラインでサッカーの説明してあげたのに、お前ミーハーだな感を出された私、、、、ムッとしました(笑)


これは既読スルー。


カシ「あれ、お風呂上がったらまた日本が勝ってるね?!」


はい、これも既読スルー。

もう絶対教えてあげません。


カシへの許容量が本当に少なくなってしまっている。


でも私は絶対に不倫という関係で我慢はしない。

我慢を楽しむことはあっても本当の我慢は絶対にしない。


リスクを侵して我慢などする必要がないからだ。

逆転現象

私は何か月前から原因不明の蕁麻疹に悩まされるようになった。
無理をするのが大好きでマグロのように止まると死んでしまうような性格の私。
ざるのようにお酒をのみ、睡眠時間を削り、身体を酷使してしまう。


広範囲に痒みがあるというのは結構なストレスであるが、皮膚科に通っているがなかなか治らず、自分の身体に優しくしてあげないといけないなぁと反省している。
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こんな自業自得の私を心配してくれるのは、カシではなく主人だった。


主人は私に「おまえって本当に意味不明な病気になるからなぁ、、、。」と本当に本当に心配そうに言い、何度も「蕁麻疹はどうだ?」、「おまえはすぐに死んでしまいそうだからなぁ。」と私を気遣った。主人は私の主人に対する愛情が少なくなっていることを敏感に感じているのだ。


カシは逆に私に愛されていると胡坐をかいているのだろう。
蕁麻疹がひどく早めに寝るから夜の電話ができないことを説明したら、機嫌を悪くしたのか連絡さえしてこない。


そう、、、、人間は本当に愚か。
愛されるとその気持ちに胡坐をかいてしまう。


主人への熱量が下がると主人は私に優しくなり、カシへの愛情が上がるとカシは私に冷たくなる。


主人に邪険にされ40代でも愛されたいと願って不倫をした私は、結局、主人よりも不倫相手に邪険にされてしまうという逆転現象にあっている。