不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

邪険にしたと思う行為を全部ここで言いなさい

カシが私を邪険にしたことでお怒りモードだった私はカシとの電話を蕁麻疹を理由に拒否していた。

しかし、蕁麻疹の理由もそれほど長く使えるわけもなく、結局、カシと電話をすることになった。


ーーーーー

カシ「やっとミィの可愛い声が聞けた。」


ミィ「・・・だって私、カシが邪険にするから怒ってる・・・。」


カシ「・・・俺はいつミィを邪険にしたわけ?全く身に覚えがない。逆に関係が長くなるにつれてミィを大切にしてるけど?」


ミィ「・・・。」


カシ「ミィ、、、俺があなたを邪険にしたと思う行為を全部ここで言いなさい。」


ミィ「えっ?全部??」


カシ「本当に俺がミィを邪険にしているのか確認するから全部気に入らないことをここで言いなさい。」


ミィ「・・・。」


やばい、これはカシ劇場の始まりだ。

カシが私に敬語になる時は、ゆっくりと冷静に狙いを定めて、私を精神的に丸裸にし、ひとつずつ論破する時。


電話をする前まで、私を邪険にするカシなんかもう捨て去ってやるんだから!!!なんて思っていた私は、電話口で蛇に睨まれたカエルのように震え上がった。


どうして私はカシがこんなに怖いんだろう、、、。


私に大きな声で暴言を吐くことも暴力を振るうこともなくいつも優しいカシなのに、こういう時に冷静に私を見据える姿はまるでライオンか狼か何か巨大な化身のように感じてしまう。


その後、私はいくつかカシが邪険にしたと思う行為をあげたものの、ひとつひとつ丁寧にカシからの説明を受け、結局、私を邪険にしているというのは思い違いであるという結論に落ち着いた。


優しいのに怖いカシ。

きっとカシが私に飽きるまで、私達は別れられない。

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