不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

カシとの出会い

研究者の男と別れたかった。


最初10分でも私に会いたいと言っていた研究者の男は、付き合って半年もするとメールでは会いたい会いたい書いておきながら、会う日程を決めてくれない口だけの男になっていた。


別れたかった。

その男と精神的にも肉体的にも離れたかった。


そして私は元同僚の時と同じ手を使った。

パートナーを探してサイトをさまよった。


カシに出会った。

カシは、柔らかく丁寧な文章を書く人だった。

ただ丁寧でも有無を言わせないことを書く時があった。


カシは

「何度メールをやり取りしていても分からないことがあるから早めに会いたい」

と書いてきた。


私は断れなかった。

戸惑いながらも私が会う候補の日を2つ挙げたら、カシは早い方の日を選んだ。


カシに最初に会った時、カシは私を見つめた。

それが何秒かはわからない。

わからないけれど、私は視線を避けるように外の景色を見た。


カシが私を見つめた時間は、私は永遠のように長く感じたけれど、カシは後からほんの1秒くらいだって言って、笑った。

研究者の男

研究者の男、頭が良く話が面白かったが、口だけの男だった。


サイトで50人以上の女性と一夜を共にしたことがあるというツワモノだった。


話の面白さにひかれて彼とは付き合った。


セックスの相性は抜群だった。

肌を合わせるたびに相性が良くなった。

セックスの相性がいい人とは何度セックスをしても飽きず、ますます相性が良くなることを学んだ。


メールで毎日のように好きだとか愛してるとか言われたが、最後のほうは信じられなかった。


口だけで行動が伴わない男を恨めしいと思うようになった。

別れを切り出したらすぐに終わることは分かっていたが、耐えられなくなって別れを切り出した。


案の定、すぐに別れることになった。

大企業の男

その男、私と最初会った瞬間に「サイトにこんな素敵な女性がいるんだ、、、」とつぶやき、私に執着する素振りをみせた。


真面目な男だった。


私はセックスできるほど彼を受け入れることはできなかった。

生理的に受け付けなかった。


何ヶ月間かプラトニックで過ごした後 、私は他に好きな人ができたと言って、彼と縁を切ろうとした。


その後、彼は私のストーカーになった。

探偵を雇って私の身辺調査をし、脅迫状を送ってきた。


仕方がないから、2ヶ月に1度ほど友達として会うようにしている。


いつか私は殺されるかもしれない。