不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

自白大作戦

私が第六感で犯人だと確信した人はクマさんである。


それは、犯人の目的がただ『元彼と私に別れて欲しい』というものであり、私の不倫を公にしないように配慮しているふしがあるからだ。


犯人が私達のダブル不倫を公にしたくない人物だとすれば、嫌がらせや恨みをもった人が犯人であることはない。


思い浮かぶのは、お互いの配偶者、、、でも私の主人も元彼の奥様もこんな手の込んだことをするタイプではない。


そうすると次は私が元彼と別れるだけで嬉しい人、、、、、そう、私を溺愛していたクマさんしかいないのである。


彼は有名大学出身だから、脅迫状のような文章を書くことも色々策を練ることもできる。

探偵を雇って私達の写真を撮ることも財力的に可能だ。


クマさんは、私と付き合うためには不倫が主人にバレては困ると考えているのだ。

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クマさんに私はメールで切り出した。


「クマさん、脅迫状を送るのはもうやめて。


実はクマさんが脅迫状を送っているという証拠があります。


ただ、証拠がなくても私はクマさんが脅迫状を送っていること、すぐにわかりました。


ねぇ、クマさん。

クマさんと私、どれだけの文章をやり取りしたと思う?

私はクマさんの文章や言葉、全て思い出せる。


私はクマさんの脅迫状を読んだ時、涙が溢れました。

私が、あの優しいクマさんを追い詰めてしまったんだと、本当にショックを受けて涙が止まらなかった。


クマさん、本当にごめんなさい。

私を許して欲しい。


これ以上、クマさんに脅迫状を送らせたくないの。

だからクマさん、クマさんの今の本当の気持ち、教えて。」


証拠など何もない。

でもクマさんには「自白したほうが懸命だ」と思わせる必要がある。


証拠はある、でもクマさんは悪くない、だから自白してほしい、、、、それが私の自白への作戦だった。

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