不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

完全に別れ方を失敗した

私に別れ話をされたカシは、家庭を顧みなくなった。


平日だろうと休日だろうと自分の自由な時間であれば少しでも私に会いたいといい、会えば次の旅行の話や将来一緒にしようと計画していた事業の話など別れ話がなかったことのように熱く語る。


熱量を合わせるスマートなカシの姿はどこにいったんだと困惑した。


そんなカシをみて、カシの高校生の息子がカシをたしなめるようになった。


「お父さん、酷すぎるよ。ほとんど家にいないじゃないか。平日も休日も。一体いつ一緒に家族と食事を食べるつもりなの?」


そんな家族思いの息子にカシは「仕事を頑張ってるんだからいいだろ!!」と逆ギレしたらしい。


大人びた息子と子どものようなカシの会話。

カシの奥様はどういう気持ちで聞いているんだろうか。

ーーーーー

カシとの別れ方を明らかに失敗した私。


最近は、カシと別れたくて別れたくて気持ちがはやる。

全ての連絡手段を絶ってしまいたい。


しかし、私の大切な家族のために、絶対に絶対に失敗はできないと、はやる気持ちを抑えて心に誓う。


「円満に穏便に確実に別れること。」


不倫の別れ方をインターネットで検索。


・別れ話はしない。

・会わないようにしてフェイドアウトする。


と書いてある。

なるほど、、、、私は最初から間違ってるじゃないか。

身も心もズブズブだった相手との別れ方

私はカシに距離を置きたいと言った。


元彼と付き合いたいという事実はふせて、サイトをしていたカシを許すことができないという理由をカシに伝えた。


カシ「距離を置くってどういう状態なの?」


ミィ「・・・3ヶ月ほど連絡をしないっていう状態かな。」


カシ「・・・。」


カシ「ミィはその間、だれかと付き合うの?」


ミィ「・・・今はそんなこと考えてないけれど、あり得るかもしれない。」


カシ「ミィがもしも誰とも付き合わないなら、俺は待ってる。」


カシ「ミィが誰かと付き合うってなったら連絡して。」


カシ「待つだけって、本当に辛いな、、、。電話もメールもダメっていうのはかなりキツイ制裁だよね。」


カシ「ミィの周りにむらがってる男達だって、ミィにメールとかはしてるんだよね?俺だけメールも電話もダメっておかしくないか?」


カシ「距離を置くんじゃなくて、付き合いながら俺の間違いは償わせてもらえないかな?」


カシ「俺に2ヶ月くれない?そしたら償ってみせるから。」


ミィ「・・・。」


少し情緒不安定になったカシをみて、私はこれ以上追い詰めてもいいのかどうかわからなくなった。


カシが私をすごく愛していると自惚れているわけではないが、万が一のことがあるかもしれない。


彼の行動から垣間見える『家庭を捨てる覚悟』。


そんな覚悟は、付き合っている時は私の自尊心を充分満たしてくれたものの、別れる時は取り返しのつかないことをするんじゃないかと怖くてたまらない。


身も心もズブズブ浸かったカシとどうやって別れたらいいんだろう。

カシとの別れの準備

2ヶ月ぶりにカシとしたセックスはあっさりしたものだった。


私はカシとのセックスを少し拒んだが、カシは「我慢できない。」と言った。


そんな我慢できないほどのセックスは、私を全部脱がさずに陰部への愛撫をメインに行うもので、セックス途中に私は

(我慢できないセックスがこれね、、、。)

と白けた。


おざなりのセックスと、熱量の低い関係。

元彼との恋愛にどっぷりと浸かっている私は、カシとの時間を極力少なくしており、次に会う予定さえも決まっていない。


ラインも最小限、電話も最小限、会うのも最小限、、、そんな私の熱量に合わせるのも限界があるのか、カシは時々電話したいと言ってくる。

ーーーーーー

カシと私の歯車は、カシが起こしたサイト事件をきっかけに噛み合わなくなった。


サイト事件のことでカシを恨んでなどいない。


ただ、もしカシが私と本当に一緒にいたいのなら、少し下がった私の熱量を取り戻すべく努力すべきではないか。


私がサイト事件を許す代わりに出した交換条件、それは1年間で100回私に「愛してる。」ということ。


しかし、サイト事件から2ヶ月ほど経つ今、まだ14回しか達成できていない。


この交換条件は、カシの愛情を試すもの。

カシに対して

「本当に私を愛しているかもう一度教えてほしい。」

という心の叫び。


カシのように人の熱量に合わせてスマートな恋愛をしても、離れていく心は取り戻せない。


私は、カシに別れをつげる精神的な準備が整ったようだ。