不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

お弁当は好きな人にだけ

カシに借りた道具のクワが壊れてしまっていたらしい。

筍狩りで借りた道具だ。

私はクワを使ったことがなかったため、壊れていることさえも気がつかなかった。


カシ『ミィ、クワが壊れてたけど大丈夫だった??』

ミィ『えー、そうなの?あんな感じだと思ってた、、、、、ごめんなさい。私が壊したんだよね、弁償するよ。』

カシ『うーん、じゃあ弁償はいいから、お弁当作ってくれないかな。ミィの煮物が食べたい。』

ミィ『えぇぇぇ。』


最近、カシは『ミィのお弁当が食べたい。』としきりに言うようになった。


私は料理がすごく好きであるため、付き合っていた当初色々とお弁当を持っていったが、あまりカシは喜ばなかった。

作ってもらうのは恐縮するとかなんとか、そういう理由だったように思う。

喜ばない男に弁当を作るほど私も暇ではないため、それから持っていくのを意識的にやめてしまった。


そんな状態だったのに、なぜ今さらお弁当作らないといけないだろう。

男というのは不思議だ。

押し付けると嫌がり、やめると欲しがる。


弁当は好きな人に作るから楽しいんであって、好きじゃない人には邪魔くさくて作れないんだよね、たとえクワを壊した代わりだとしても、、と思っている。

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