元カノ話に動じることがなくなった私
ケッキが私にパスタを作ってくれるといって、セックスの後、トランクスとTシャツでキッチンに立った。
布団を巻きつけながら私はベットでケッキに声をかける。
ミィ『手伝おうか?』
ケッキ『いいよ、大丈夫。』
私は、ベットからケッキのおぼつかない手つきを少しの間眺めていたが、また思わず声をかけた。
ミィ『何か私も・・・。』
ケッキ『ミィ、う・る・さ・い。一人で大丈夫だから。』
ケッキはそう言って茶化すように、こう付け加えた。
ケッキ『元カノも全員、俺が料理すると、ミィのように言うんだよ。それで俺もいつも『う・る・さ・い。』と言ってた。』
ケッキ『『あー、そんなこと言って冷たい。』って言ってた元カノもいたかな。』
あら・・・それはきっと、奥様も含めたケッキと関係をもった女性とのセックス後のイチャイチャタイムのお話・・・。
どうしようかな。
そんな元カノの話をして・・・って言って、グズグズ言ったほうがいいのかしら?
でも色々私との付き合いで学んだケッキはこんな初歩的なミスする?
ケッキは最近機嫌が悪いし、もしかして私をわざと挑発してる?
・・・と思っているうちに、結局面倒になってスルーした。
些細なことで全く動じなくなったのは、ケッキと信頼関係が構築されたからなのか、ケッキがどうでもよくなったからなのかどっちなんだろう。