親友の警告
カシと私、お互いの親友を紹介することになった。
私達の思い出のバーで。
私の親友は、私と同じ歳だが美魔女の中の美魔女。ただし性格は、男よりも男っぽく本当に魅力的な人だ。
カシの親友は、すごく優しい感じの人で、「いい人」が顔に表れている今時珍しいタイプだった。
そんな中でバーのカウンターに4人並び、カウンターから見える川を眺めてリラックスしながら私達は談笑した。
私の親友は、カシが私をからかうと、すぐに「ちょっと、そこイチャイチャしない!!」と言った。
そのたびにカシと私は顔を見合わせて恥ずかしそうに笑った。
私の親友もカシの親友も二人とも本当に優しかった。
私達の関係をとがめる人は誰一人としていなかった。
バーではカシと私は、公認のカップルだった。
ーーーー
私の親友は、私と二人だけになった時、私に警告した。
親友:「カシ君はミィにすごく惚れてるし、カシ君はミィとの関係が公になっても構わないと思ってる。私はミィがそれでもいいのか、、、ミィが心配、、、。」
親友:「ミィはいいの?ミィの旦那はミィを身ぐるみ剥がして、可愛い子ども達までとってしまうタイプだよ。」
ーーーー
そう、、、私達は、地獄の入り口で不安定にふらふらと揺れている。
親友の中で公認のカップルとなり、優しくからかわれて時々その事実を忘れてしまうが、実際は二人で肩を寄せ合い地獄の入り口で揺れている。