いつでもやらしいことばかり
ケッキと私は会えば抱き合ってばかりいる。
ケッキのお家に行くとすぐ抱き合って、そしてご飯を作って食べ、その後また抱き合うという繰り返し。
私はそれで充分なのだが、ケッキは私に申し訳ないと思っているようだ。
ケッキは遅い初詣に行こうと言い出した。
私達は近くで一番大きいと言われている神社に向かい、神社の参道を二人でゆっくりあがった。
参道の途中に絡み合った大きな大きな樹木を見つけて思わず立ち止まった私。
ケッキ「ミィ、どうしたの?」
ミィ「この樹木、雄株と雌株じゃない???ツルツルとした雌株とゴツゴツした雄株。」
ケッキ「そうなのかな?種類が異なる樹木だね。」
ミィ「種類が異なるのに雄株が雌株を濃厚に襲ってるみたいでちょっとやらしい感じ(笑)」
ミィ「ねぇ、ケッキ、この樹木みたいに私のこと抱いてくれる?」
ケッキ「(笑)ミィは本当にやらしいなぁ。いつもそれくらい濃厚でしょう???この木は20センチくらい侵食してるけど、俺はいつもミィを5mmくらいは侵食してるんじゃない?」
神社の境内でなんて罰当たりな。