バレンタインデーのカシの襲来③
私はバレンタインデーにカシに襲撃されてこんなもめ事になって、、、と疲れて窓の外を眺めた。
揉め事は本当に嫌いだ。
もう疲れてどうでもよくなった私は、背後からカシに抱きかかえられても抵抗する力もなかった。
それで、そのままカシとリビングのソファでセックスしてしまった。
カシは私を情熱的に抱きながら、何度も何度もキスをした。
私は「息苦しいよ、、、、。」と言って顔を背けたが、カシは私の唇を離そうとしなかった。
セックスした後、あまりにも疲れた私は、すぐに裸のままカシの腕の中で眠ってしまった。
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私が目を覚ますと、カシは私を腕の中に抱えて静かにテレビを観ていた。
私はカシに話しかけた。
ミィ「起きてたの?ずっと????」
カシ「起きてたよ、ずっと。」
ミィ「私はどれくらい寝てた?」
カシ「1時間くらいかな?」
カシ「ミィは寝息を立てて気持ちよさそうに寝てた。」
すごく幸せそうにカシは言った。
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カシは夕方まで私の家で過ごした後、満足して帰っていった。
「ミィと一緒にいると時間がすぐにすぎてしまうな。」と言って。
私は夜、ケッキと会う約束をしていたけれどキャンセルした。
とてもケッキと抱き合う気持ちにはなれなかった。
ケッキは本当に残念がって、「実験の時間をずらしてまでミィに会える時間を確保してたのにな、、、、。」といつもは言わない恨み言を言った。
ケッキにあげるはずだった手作りチョコマフィンは、キッチンの棚に隠してあったのに子ども達に見つかって食べられてしまった。