不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

ポッキーゲーム

カシが車の中でこう言った。


カシ「俺さ、昔仲よくてよく飲みに行ったのに、最近無視されてる同僚の女性がいるんだよなぁ。」


ミィ「そうなの?」


カシ「うん、元カノと以前付き合ってたことが彼女の耳に入ったみたいで、、、。」


ミィ「へぇ、、、さてはカシ、彼女に気をもたせてたんでしょ?例えば、頭ぽんぽんとかさ、ちょっとしたボディタッチとかさ。」


カシ「うーん、どうだろう、、、あっ、ポッキーゲームしたわ。」


ミィ「えっ、ポッキーゲーム?!?!」


ミィ「ポッキーゲームって、、、、、あの顔と顔を近づけてポッキー食べる遊びでしょ??」


私の顔はみるみるうちに曇った。


カシ「・・・。」


カシ「少人数の飲み会でさ、そういう流れになってさ、、、。」


ミィ「でもそんなお酒飲んでても、、、同僚とポッキーゲームなんて普通しないよ。」


カシ「じゃあ今度ミィ一緒にしてみよっか?」


笑ってカシは言ったが、私は「そんなことしたくない、、、。」とぷーっとふくれた。


自分でも大人げないことは充分わかっていたし、何に対してむくれているのかさえもわからなかったけれど、気持ちをすぐに立て直すことができず、ぷーっとふくれて車の窓の外ばかり見た。


カシ「・・・。」


ミィ「・・・。」


カシ「・・・。」


カシは運転しながら優しく私の頬や耳たぶを触れた。
外ばかり見て機嫌が直らない私の頬を優しく優しくなでる。
そしてゆっくり私の手を握った。


カシは優しい。
子どものような私を大きな心で包んでくれる。
カシだからこそ、私達はダブル不倫という難しい関係を続けていけるんだろう。

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