私だけけん怠期
最近、恋する気分がトーンダウンしている。
恋愛している状態のウキウキ感が薄れてきており、『あ、これが噂のけん怠期か?!?!』と思っている。
一方、ケッキは私に対してグイグイくるためその気持ちに応えるのが結構大変だ。
ケッキはゴールデンウィーク中に会えないからと言って、昼も夜も会いたいと言う。
お昼会ったから夜はもういいんじゃ、、、、と正直思ったが、『会えるの??じゃあ会おう。』と無理にテンションアゲアゲ気味で答えた。
その後、ケッキに
『ゴールデンウィークが終わった直後に2日続けて会えないかな?』
と言われて思わず口ごもり、少しはぐらかしてしまった。
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ケッキは最近大きな賞を受賞し、研究費が潤沢になり、脂の乗り切った状態だ。
私の膝枕に頭を乗せて、『本当に忙しくてさ、、、あー疲れた、、、。』なんていうケッキの頭を撫でながら、心の中で
(この人、ちまたでは有名人かもだけど、どうみても40代のおっさんだよなぁ。)
なんて思ってしまう私は、恋の魔法が解けてしまったのかもしれない。
この好きなのかわからなくなってしまっている状態が『私だけけん怠期』だったらいいけれど、もし本当にケッキに飽きちゃってたらどうしたらいいのだろうか。