私も暇じゃないんです
結局カシとは飲み友達のような関係となっている。
カシは、コロナの影響で自粛ムードの夜の町に飲みに付き合ってくれる友人が私しかいないようで結構頻繁にカシから連絡が。
でも私だって忙しい。
1週間で不倫男に会える時間なんて本当に限られているし、幸運なことにケッキは私に頻繁に時間を作ってくれる。
さらに、ケッキとの仲は超がつくほど安定しているから、ケッキと会う時間を削ってまでカシと飲みに行きたいとも思わない。
よって飲みに行くのはお断り。
ミィ『ごめーん、その日は野暮用があって行けないんだよね。』
(ケッキとラブラブデートだけど、野暮用ということにしておこう、、、。)
カシ『あー、そうなんだ。残念、、、。』
後日、カシからまた連絡があり、
カシ『ミィ、前にさ、野暮用って言ってたの、外に出てた用事?』
ミィ『うーん、どうだったっけな?何してたか忘れちゃったけど。』
(なんだか邪魔くさいから忘れたことにしておこう。)
カシ『あー、ミィのその言い方は男だな。』
ま、そうなんですけどね(笑)
なんとなく言うの避けてたんだけどね。
カシに少し悪いなぁという気持ちといやいや付き合ってないんだから別にいいでしょうという気持ちがせめぎ合い。
その時、ふと思い出す。
カシは表面的には誠実そうな顔をしながら、裏では平気でサイトを漁るそんな男だったと、私と付き合っておきながら『1人見つかったらサイトをやめます』なんて、平気で私もサイト上の女性も騙すそんな男だったと思い出し、悪いなんて気持ちは吹っ飛んでしまった。