アパートを借りようか
カシは時々驚くようなことを私に言う。
その一つがこの言葉。
カシ「ミィ、アパート借りようか。小さなお部屋を借りたらいつでも会える。」
よく考えたら無理なことはカシもよくわかっているだろうけれど。
そんなことを言われたら私はびっくりしていつも言ってしまう。
ミィ「アパート借りたら、どんなに小さなアパートでも1か月○万以上は固定費がかかっちゃうよ。」
現実的なことをいう必要がないのに、驚いて思わず言ってしまう。
そして、もう少しカシと一緒に暮らすアパートのことを妄想して楽しめばよかったと反省する。
ミィ「私、暗い部屋は嫌いだから南向きのお部屋がいい。古くてもいいから。」
ミィ「1階は怖いから2階以上がいい。」
と言うとカシは
カシ「駐車場を借りるのはバカらしいから、大きなショッピングセンターの近くで24時間車が停められるところがいいな。」
なんて言って、本当にアパートを借りるんじゃないかと思うくらいの話をする。
私達は一体どこへ向かうのだろうか。
ただこれからどうなっても、なんとなく一緒にいるような気がする。