カーペンターカシが失敗する
カーペンター、カシ。
家の観葉植物がすくすくと伸びてきたため、壁から観葉植物を吊るしたくなった私はカシにピクチャーレールをつけてもらうようにお願いした。
私が大変な作業を頼んでも、カシはすぐに『いいよ。』といってくれ、手際よくプロ並みの仕事をしてくれる。
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カシは当日、ピクチャーレールを取り付けるための部材をリビングの壁と天井の間に打ち込んでいた。
すごく手際がよく、みるみるうちにピクチャーレールが天井に取り付けられていく。
私はカシの様子を眺めながら上機嫌でカシのお昼ご飯を作っていた。
そんな時、突然、『バリ!!!』という大きな音が。
私がびっくりしてカシを見ると、カシの顔が『やっちゃった!!!』顔に。
驚いてその先を見ると、壁に直径5センチくらいの丸い穴が空いていた。
カシは力を入れすぎてリビングの壁に穴を空けてしまったのである。
・・・・・。
お互い顔を見合わせて、思わず2人で笑ってしまった。
きっと私のために一緒懸命にカシがやってくれたんだわ、、、なんて思ったら、なじる気持ちも失せて、カシの目を見つめて言った。
ミィ「何年か後に、『あの穴はカシが空けたよね』って2人で笑い合うような日が来るかしら(笑)」
カシ「それもいいね(笑)でも綺麗に穴を直して、どこに穴が空いてたのかわからないくらいにする!!!」
さてカシはどこまで綺麗にできるかな?