やれるオーラ
会社の同僚、独身アラさん。
アラさんが私に好意があることは薄々気がついていた。
私をことあるごとにいじるからだ。
・・・ま、近づかないのが得策。
同じ会社の不倫相手なんて作ると、もめた場合に困る。最悪、仕事も恋愛も狭い業界内の信用も失ってしまう。
私は極力、アラさんは近づかないように気をつけていた。
しかしながら、来週、出張先で、どうしても彼と2人で夕食を食べなければいけない事態に。
アラさんが事前にメールで送ってきたお店が個室の高級居酒屋だった時、思わずどうしたもんかと頭を抱えた。
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私にはすぐにセックスできそうな雰囲気があるらしい。
ケッキが私と付き合って最初の頃、ケッキが『ミィはいつも綺麗な格好をしてるけれど、全身からやれるオーラが漂ってる。これは不倫をしようと思う男は絶対に嗅ぎつけるオーラだ。』
と私に言ったことがあり、大変ショックを受けた。
・・・色気じゃなくて、やれるオーラなのね。
やれるオーラか、、、いや、やれるんですけどね、アバズレだから。
でも私にも選択権あるしね、アラさんがこれを嗅ぎつけていたとしてもやれないしね!!!