ケッキを好きなことを再確認する
アラさんと出張先で個室ディナー。
アラカルトで白子の天ぷらやお刺身の盛り合わせ等を頼み、2人で食べた。
終始ご機嫌のアラさんは私によく質問した。
『ミィさんはイケメン好きそうだなぁ。どんな男性がタイプ?』
『今度、イルミネーション観に行かない?』
『ミィさんって自分に自信あるでしょう?』
私は心の中で(仕事、仕事)と唱え、終始笑顔でアラさんに接した。
そして絶対にお酒は飲まなかった。
酔っ払って何かあろうものなら大変なことだ。
そんなとき、
(ケッキに会いたいな。)
とふと思う。
(ケッキとこの白子の天ぷらを一緒につついたら、ホント楽しいだろうなぁ。)
なんて考えて、目の前の白子をつつく。
ケッキのことを思い出すと、さらに
(私、こんな男と一緒にご飯食べちゃって何やってんだか、、、。)
と思い始め、目の前のアラさんに大変失礼なことを考えている。
そして、やっぱり私はケッキが一番好きなんだなぁと再認識する。
自分の気持ちを確かめるために、他の男と会うのもいいかもしれない。