オリンピック騒動
オリンピックチケット予約期間だ。
オリンピックといえば、思い出すことが。
ケッキと一度別れた時、ケッキは私に言った。
『俺、2年後、ミィを迎えに行くわ。もしミィが俺を受け入れてくれたら、一緒にオリンピック観に行こう。』
結局、2年も経たないうちにケッキから連絡があり、私達はまた付き合うことになったんだけど。
さて、そんな台詞を言った張本人であるケッキが、今日、私に言った。
『オリンピックさ、家族と行くことになってさ。』
おいおいおい。
お前、前に私に言ったよな。
オリンピック一緒に行こうって言ったよな。
あー、何?嘘ついたんか?私を引き留める為に嘘ついたんか?
と瞬時に心で毒ついたが、
『うん、いいわね。ご家族がきっと喜ぶわ。』
と一旦猫を被り、そして少し間を置いて
『そういえばケッキね、昔ね、オリンピックに一緒に行こうって言ってくれたのよ。もうケッキは忘れてるだろうけれど。』
なんて可愛く刺してみた。
ケッキは慌てて
『もちろん覚えてるよ!!!ミィと行くなら何の種目を観たらいいかななんて思って!!!家族になんて言って出てこようかなぁ。』と言った。
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私は正直、別にケッキとオリンピックに行きたいと思っていない。
実際行くとなれば、私も色々な根回しが必要となり邪魔くさいからだ。
ただケッキが私に誠実な対応をとるのかそれともスルーするのかそれには興味がある。
さて、オリンピック騒動はどうなることやら。