不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

就職活動と不倫男の行動

子ども達の夏休み後半から、私は重い腰を上げて就職活動を始めた。

いつまでも無職でいるわけにもいかないし、独立する前にやっぱり何年か時間を置こうと考え始めた私は、職務経歴書や履歴書を何社か適当なところに送ったら、ラッキーなことに第一志望の会社に10月1日から入社することが決まった。


またまた女性ゼロの部署。

私の専門が特殊だから仕方ないけどね。


さて、就職活動は、クマさんが父親のようにチヤホヤ世話を焼いてくれた。

私が受ける会社を聞けば、年収等リサーチしてくれて、新聞に会社の名前が載っていれば、その部分の写真をラインで送ってくれる。

そして日時を手帳にメモしてくれてるんだろうが、面接の日の朝には必ず応援ラインをくれるそんな感じだった。

いやー、このマメさは本当にすごい。

やっぱり何千万と稼ぐ男というのは稼ぐだけの理由がある。

改めてクマさんをすごいと思ったそんな経験だった。


そしてケッキ。

ケッキは私の精神面を全面的にサポート。

私がベットの中で不安を口にすれば

『ミィほどの女性を落とす会社なんて、行く必要ないわ、マジで。潰れろ。』

なんて言って笑わせてくれて、ケッキも面接の日には必ず応援メッセージをくれた。


さてさてオチはカシ。

彼は私の面接の日など全く覚えておらず、面接を受けたことを事後報告すると

『えっ?今日だったの?忘れるからカレンダー入れといてよ。』という始末。


ね、別れるならカシだよね(笑)

さようなら、カシさん。

ラインブロックで解放された私の気持ち

カシの私に対する雑な対応は長く付き合ったことによる怠慢だということがカシと話すことによってわかってきた。

そんな状態であるのにも関わらず、カシは都合よく物事を解釈するようで、私が別れたいと言っても、ただ私が駄々をこねているだけだろうと思うようである。


(別れたいとか言うのも、もういいや、、、邪魔くさいわ、逆に、、、。)


と思い始めた私。

よって今、私がカシとの関係で一番ストレスがたまっていることは何だろうと考えてみた。


それは、いつもカシから連絡がくる時間帯にどうしてもソワソワしてラインをチェックしてしまうこと、そして連絡が来ないと(なんだ、せっかくチェックしてたのに、、、。)とイライラすることだ。


人間の習慣というのは恐ろしい。

カシが好きだから連絡を待つというよりも、非表示にしてるからカシからの連絡に気がつかないかもしれない、、、というなんだか脅迫観念のような気持ちになって、チェックしてしまう。


よって、私はカシのラインが気になる時間帯はカシのラインだけブロックすることにした。

夜10時から朝までラインをブロックし、朝起きたらブロックを解除するという方法。


この方法を実践して私はすごく気持ちが楽になった。

(あー、夜、ラインのチェックしなくていいのね⭐︎)

という気持ちの楽さ。


カシには時々『ミィ、昨日は早く寝たの?』と聞かれることがあったが、『うん、そうなの、疲れてて、、、。』といって誤魔化した。


そんなことをしているうちに、私の気持ちはますますカシから離れていく。


カシと会って、カシが私の頬を愛おしそうに撫でたとしても、『なんか私の顔についてるのかしら?』と本気で思い、カシが私の手を握りたそうに私の手の横に不自然に置いていても全く気がつかず、カシが私にキスをしても『あー、なんかキスされてるな。』と無表情に思ってしまう、、、というそういう状態になってしまった。


心が離れると無意識にそうなってしまう自分がちょっと恐ろしい。


私は強い。

いいえ、私だけじゃなく女性は全員強い、本当に。

誠意のない男と付き合うと運が落ちてしまう

毎日のようにカシに別れたいと言った。

『何度も言うけど別れたいの、別れる別れないゴッコじゃないわよ。』と。

カシは精神的にやられるから、別れたいばかり言わないでくれと言った。

別れてくれたらそれでいいことなのになんで別れてくれないんだろう、、、。

ーーーーーー

私がこんなに別れたいのは、カシの私に対する態度が雑になったからだ。


例えば、カシが私に対して連絡しなくても平気な感じや一緒にいても携帯ばかりいじっているカシの状態。

そんなもろもろの小さな出来事が私にストレスを与えるようになった時に心が折れる出来事が起こった。


それは毎年私が応援に行っていたカシの野球の試合に関する出来事。

試合があることを前日の夜中に連絡してきたカシは『明日10時から試合だよ。応援に来て。』とラインで書いてきた。

・・・主人も子どももいる休日の予定を前日の夜中に連絡してくるなんて・・・。

そう思いながらも私はなんとか都合をつけて、当日少し遅れて、車で野球場に向かった。

カシから場所の連絡はなかったけど自分で想定して。

そんな時、カシからラインが。

カシ『惜しかったけど負けたわ。』

ミィ『そう、、、、それは残念、、、。今向かってたのに。』

ミィ『、、、じゃあ私、帰ったほうがいい?』

カシ『そうだね。』

ミィ『バイバイ。』

カシ『じゃあね。』


私はそのラインの後、車をUターンさせて家に帰りながら複雑な気持ちになった。

一体自分は何をしているんだろう。

大切な休日を不倫男に振り回されて。

そしてカシはなんて誠意がないんだろう。

前日の夜中に時間だけ連絡してきて、さらに私を帰らせることにフォローの一言もない。


別れたい別れたい別れたい。

誠意のない男と付き合うと私の運が落ちてしまう。