不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

クマさんの別の女性

最近、クマさんは私に間違いラインをしてきた。


『インターが近いからここでランチしよう。』という言葉と、イタリアンレストランのリンク。

これを見た瞬間、ピンときた。


(イタリアンレストランで食事をすることをラインで連絡するなんて、きっと別の女性ね。)


なんとなく、ホッとした。

主人以外に3人の男性を相手するのは骨が折れる。

いくらクマさんとプラトニックだとはいえ、食事に付き合うのもデートに付き合うのも時間が必要だ。


探偵を雇われてしまい、切るに切れなかったクマさんとの関係は3年以上続いている。

今こそ、クマさんと距離を置くチャンス。


『素敵な人がいるなら、その人に集中してね。今までありがとう。』

という言葉を嫌味にならずに言った方がいいのか、それとも自然消滅を狙ったほうがいいのか、、、、。


クマさんの動向をうかがいながら考えている。

オリンピック騒動

オリンピックチケット予約期間だ。


オリンピックといえば、思い出すことが。

ケッキと一度別れた時、ケッキは私に言った。

『俺、2年後、ミィを迎えに行くわ。もしミィが俺を受け入れてくれたら、一緒にオリンピック観に行こう。』

結局、2年も経たないうちにケッキから連絡があり、私達はまた付き合うことになったんだけど。


さて、そんな台詞を言った張本人であるケッキが、今日、私に言った。

『オリンピックさ、家族と行くことになってさ。』


おいおいおい。

お前、前に私に言ったよな。

オリンピック一緒に行こうって言ったよな。

あー、何?嘘ついたんか?私を引き留める為に嘘ついたんか?


と瞬時に心で毒ついたが、

『うん、いいわね。ご家族がきっと喜ぶわ。』

と一旦猫を被り、そして少し間を置いて

『そういえばケッキね、昔ね、オリンピックに一緒に行こうって言ってくれたのよ。もうケッキは忘れてるだろうけれど。』

なんて可愛く刺してみた。


ケッキは慌てて

『もちろん覚えてるよ!!!ミィと行くなら何の種目を観たらいいかななんて思って!!!家族になんて言って出てこようかなぁ。』と言った。


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私は正直、別にケッキとオリンピックに行きたいと思っていない。

実際行くとなれば、私も色々な根回しが必要となり邪魔くさいからだ。


ただケッキが私に誠実な対応をとるのかそれともスルーするのかそれには興味がある。


さて、オリンピック騒動はどうなることやら。

不倫と老化

お金持ちクマさん。


クマさんの健康診断の結果はすこぶる悪かったようだ。

特に聴力が悪く、50代であるが補聴器を使うつもりだと私に言った。


クマ『実は昔からずっと悪くて、、、。ミィさんと一緒にいる時は聞き逃さないように頑張って聞いていたんだ。』

ミィ『そう、、、。』

クマ『恥ずかしくないかい?』

ミィ『???どういう意味?』

クマ『お爺さんみたいだろう?一緒にいて恥ずかしくないかい?』

ミィ『自分がそんなことで恥ずかしいなんていうちっぽけな人間だとしたら、そのほうが恥ずかしいわ。』

ミィ『私は、私と一緒にいてもクマさんが快適に過ごせることが一番いいのよ。』

クマ『ありがとう。』


この歳の不倫は老化現象と共に歩むこと。


若いキャピキャピとした情熱的な恋愛もよかったけれど、お互いの身体を労わりながら心身ともに染み入るような恋愛も悪くないよね。