不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

4人の男にグズグズ言う

人間ドックの結果が返ってきた。

結果は概ねA判定であったが、血糖値関連がB判定に。

正常範囲だが高値だという。


えっ?私、将来糖尿病になっちゃうの?!?!とすごく過敏に反応してしまった私。


それから男4人への私のグズグズ攻撃開始。


主人は『お前さ、昼夜逆転の生活してるからだよ、自業自得!!!』と冷ややかな反応。


ケッキは『ミィ、チョコ好きだからねー。チョコを摂生して、運動すればすぐ元に戻る値じゃないかな。』と優しくフォロー。


カシは『ミィは子どもみたいに不安がって可愛いなぁ。』と見当違いの発言。


クマさんは『大丈夫、僕がミィを守るから。』とどう守るのか全く理解不能の発言。


ただ男4人にグズグズ言えば、私の気持ちは随分と晴れたし、さらに極めつけはクマさんのこの発言。


クマ『僕は、大半がA、Bだけど、CもちらほらDもあるよ。』


えっ?C、Dがあってもそんなに元気なの??と少しホッとしてしまった私だった。

若いっていいわね、本当

東大卒イケメン後輩。


彼は私に転職しました宣言をしてから、残務整理に追われているらしく、ちょくちょく私に連絡してくるようになった。


後輩が『ミィ先輩、これは◯◯しておけばいいですか?』なんて聞くものだから、心の中で


(それさ、辞めた私に聞くこと?所長に聞けって、、、、というかその仕事まだ終わってなかったんかーい!!!)


と呆れつつ対応。


そんなダメダメ後輩は、最後に私に言った。


後輩『俺、ミィ先輩から引き継いだこの仕事はもし終わらなかった場合、次の職場に行っても残務としてやりますから!!!!』


・・・あれ、なんだか後輩、可愛いこと言ってくれてるじゃない(笑)


若くて青くさくてそして一生懸命な感じ。


私なんてなんでも知っているような顔をして、とっくの昔に失ってしまったそんな初心。


初心を忘れてはいけないことを教えてくれた後輩に感謝をして、残務処理が終わらなかったら全て放り出して辞めていけとアドバイスした。

愛されるだけじゃ物足りない


ケッキと藤の花を観に行った。

明け方まで勉強していたため、睡眠時間が足りていない。

目の下に隈を作りながら公園へ。


藤の花は本当に綺麗で妖艶だ。

疲れなんて吹っ飛んでしまうほど。


藤棚の下をケッキと歩いていたら、案の定、ケッキに『ミィ、目の下に隈ができてるね。』

と指摘される。


あーあ、やっぱりケッキに隈を指摘されてしまった、、、、と悲しくなりながらも私は心の中でケッキにこう言った。


(私には私の足で人生を歩むためにやらなくてはいけないことがあるのよ。もちろんケッキの気をひくために美容に励むことも重要だけど、それは今、美容よりも私には大切なことなの。)


・・・そんな心の声は置いておいて、私はケッキに笑ってこう言った。


『隈が消えなかったら整形するわ。アンチエイジングにいいかもしれない。』


そんな私にケッキは言った。

『整形なんてしなくていい。ミィは今でも充分綺麗だ。』


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私は欲張りな人間なのだ。

ケッキに愛されるだけじゃなく自分の人生もしっかりと歩みたい。

地に足をつけて歩きたいのだ。