不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

恋など幻

ケッキと恋人関係を解消してからの私は、ケッキがツイッターでつぶやくことを時間がある時にみて、恋愛以外の話題にコメントするという対応をしている。


時間も手間もかからないこの関係にかなり満足している私。

自分でも驚きだけど。

結局、ケッキが会いたいというから会って、ケッキがセックスしたいというからセックスしてたのだ。

愛していると思っていたのは幻か、、、と目が覚めた自分にガックリきた。


男など最初は情熱的に私を抱くものの、関係が深くなると尻込みし、奥様を愛してるだとか不倫に未来はないなど言いだすのだから、ま、なかなかお花畑状態を続けるのは現実的に難しい。

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一方、ケッキは諦めきれないだろう、私を。


愛情という甘い蜜には中毒性がある。

幻だった私の愛情を一身に受けたケッキは、また私を欲するだろうな。


ごめんね、でも目が覚めたからもう与えることは難しいなぁ。

知らない、そんなこと

ケッキは私に言った。

『不倫に将来なんてないだろう。』


(当たり前じゃない、そんなこと。

将来、あなたの奥様の座につきたいなんて一言も言ったことないでしょう。

私には、今まさにあなたが私と一緒にいる選択をすることのほうが、毎日あなたが私と一緒にいたいと思うことのほうが、そんな紙切れ一枚より重要なのよ。)


と喉から出かかってやめた。


本当にムカついた私は、ケッキに当分会うつもりがないし、恋愛するのもやめると言った。


ケッキは、もう一度話し合いたいこと、私がケッキとの関係において求める理想的な形を教えてほしいと言った。


(知らない、そんなこと。自分で考えたら?)

とへそを曲げる。


ケッキは、一生私を思い続けること、毎日ツイッターで私に愛の言葉を囁き続けるから見てほしいこと、そして最後に見た私の姿を写真に収めたらよかったと言った。


(知らない、知らない、そんなこと。勝手にすれば?)


一度へそを曲げたらなかなか元には戻らない。

別れちゃおうかな

ケッキは私のお弁当を食べながら私に言った。


『俺さ、妻のこと愛してるからさ。』


うん、わかってるよ。わかってるけどね、、、、そう思いながらなんとなく複雑な気分に。

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私は奥様を大切にしない男は相手にしない。

それは、夫婦の確執があるとはいえ自分の子どもを育ててくれている奥様を大切にしない男が私を大切にできるとは到底思えないからだ。


ただ、だからといって、デリカシーのない発言や行動をしてもいいということではない。


不倫相手にご飯を無料で作ってもらい、不倫相手を無料で抱き、それでいて嫁を愛しているという発言を何も考えずに不倫相手にしてしまうケッキのデリカシーのなさに嘆きたくなった。


そう思うとすぐに別れたくなってしまう。

そしすぐに行動に移す。


ケッキにラインした。

ミィ『私ね、ケッキの愛する奥様に申し訳ないことをしているって罪悪感があって、、、もう会うのやめたいの。』

ケッキ『なんで急にそんなこと言うの?どうしたの?』

ミィ『ううん、ただケッキの愛する奥様を傷つけたくないだけ。』


私ね、不快な思いをするためにリスクをおかし時間を費やして不倫してるんじゃないんですよ。

惚れた腫れたで片付けられるような年齢はとっくの昔に過ぎてしまいました。