不倫の孔に堕ちました

ひょんなことから不倫の孔に落ちた私。 それから抜け出せなくなりました。 今は3人の男の間をゆらゆらと行き来しています。

私は不倫の孔に堕ちました。
堕ちてから孔から抜け出せなくなりました。
不倫の孔は幸せの孔なのか、地獄の孔なのか、、、。

カシはメンヘラ彼女

ドケチなカシに私がゆるくプレッシャーをかけた結果、カシは手土産にケーキを持ってくるようになり、外で食べる時は奢ってくれるようになった。


(・・・やればできるじゃん。)


と私は思い、最近は別れるのを諦めてカシとゆるーく付き合っている。


そんなカシが私に言う言葉。


カシ「ミィが俺の身体に夢中になるようにしたいんだ。」


カシ「なんでミィは俺よりも友達の約束を優先するんだよ、それが納得いかない。」


カシ「ミィ、今日は何してたの?誰と会ってたの?」


カシ「なんでミィは既読スルーしてんの?」


カシ「俺とミィの思い出アルバムが一杯だよ、早く新しいアルバムサイト見つけようよ。」


・・・いるよね、こういう女性。


私はなんだかメンヘラ系の彼女を持った気分で複雑だ。


カシくん、もう少し自分自身をステップアップさせることに時間を使ったほうがいいんじゃない?

男の手料理は驚き

ケッキが私にペペロンチーノを作ってくれるという。

『いつもミィに料理を作ってもらってるから、お礼に今度は俺の得意料理を作るよ。』と言って。


当日、ケッキは自分で材料を買ってきて作り始めた。

すごく神経質な顔でニンニクを刻んでいるケッキをみて思わず笑ってしまう。


そして自分のお家のキッチンなのに私に聞かないと調味料や調理道具の場所がわからないケッキにも笑いが込み上げる。


『ミィ、塩どこにあるの?』

『ミィ、鍋つかみはどこ?』

『あー、鍋にお湯をわかすの、忘れたー!!!』


そして出てきた料理にビックリ。

無数の輪切り赤唐辛子がパスタに絡んだペペロンチーノが出てきたのだ。


ミィ『ねぇ、ケッキ、赤唐辛子どれくらい使ったの?????』

ケッキ『袋に入ってるの全部だよ。』

ミィ『えぇぇぇ!!!!』


輪切り赤唐辛子をよけてもよけても出てくるパスタに、笑いながらも完食した私でした。


男ってほんと不器用だなぁ、、、女がいないと死んじゃう生き物だよね。

食べる行為はいやらしい

一度私の家に来て居心地の良さに味をしめたカシ。

子ども達がいない時を見計らってちょくちょく来るようになった。

困ったなぁ、、、、と思いながら、なぜか私はカシを家に入れてしまう。


その理由は、私がアバズレだからだ。


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カシは私の唐揚げが大好きだ。


その唐揚げは、肉の特売日にグラム33円で格安に大量買いした国産ムネ肉をヨーグルトと塩麹等でつけおき保存しておき、それをただ揚げるだけで出来上がる簡単なものだ。


大食いのカシがたとえ300グラム食べたとしても100円程度に収まってしまうというコストパフォーマンス最高の1品。


そんな唐揚げを私が揚げてカシの前に出すと、カシはよだれが口の中に溢れていると言わんばかりのなんともいえない顔をする。

カシの整った顔が舌舐めずりをするような顔に一瞬変わるその時、私は


(カシのこの顔・・・たまらない。そんな顔で私を抱いてくれたらいいのに・・・。)


と思ってカシを眺める。


ほらやっぱりアバズレだ。

カシがイケメンじゃなかったら、こんなことを思わなかったかもしれないけれど。